こんにちは、うさみしんごです。
転職2回で現在3社目の30歳です。
30代中盤が次の転職時期かなぁ、と思っています。
正直、今の会社に一生いるつもりもありません。
理想は「続けてもいいし、辞めてもいい。けど、自分が選んでここにいる」という状態です。
というわけで半年に一度くらいは転職活動をやっています。
今回は次の転職活動に備えて、自分のポータブルスキルについて考えていく話です。
Contents
ポータブルスキルってなんぞ?
一言で言えば「個人に属する能力や技能」のことです。
会社の看板やシステムがなくても、個人が使える力のことを指します。
転職や異動などで働く環境が変わっても持ち運べる、ということからポータブルスキル、と呼ばれています。
ただ、問題なのはポータブルスキルが指すものは抽象的で曖昧だ、ということです。
例えばよくポータブルスキルとして挙げられるものを並べてみるとこんな感じです。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 課題発見能力
- 交渉力
- プレゼン力
などなど。
いやいや、流石に雑過ぎません?
と言いながらも「個人の資質」とも言える話なので、形の、決まったものがなく、程度も測りづらいようなものが多いんですよ。
極論「自分の人間力とは?」みたいなお話しです。
おっさんが好きそうだなぁ。
人間力とか言う言葉……。
ポータブルスキルの探し方
「ポータブルスキルは転職が一般化する時代において大切」とは言われるものの、内容が曖昧かつ抽象的なのでわかりづらいのです。
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と、某化粧品みたいに具体的な話がしづらいので、考えにくいんですよね。
私が転職活動をするときは具体的な実績を抽象化して探しています。
例えば「受注実績120%達成」なら
- 目標受注金額と結果を数字で比較
- 達成に寄与した比率が大きい要因の抜き出し
- その他 実績金額の構成を分解
- やっていた活動を書き出す
- やっていた活動を始めた経緯を書き出す
とか。
こんな感じで具体的な実績から具体的な内容を書き出します。
そこからひとつひとつを眺めながら共通点をまとめて抽象化していきます。
具体的な流れで整理してみる。
例えば「120%受注予算達成」の例から抽象化をしていくのならば次のような流れでやります。
120%受注予算達成 ⇒ 受注の中身はどんな内訳?
- 受注のうち30%が新規開拓。
- 既存顧客2社の受注で全体受注の40%。
受注予算の達成過程は?
前年までは右肩下りが続くエリアなので「エリア内の既存顧客は縮小傾向の客」と仮説を立てる。
実際に顧客ごとの受注推移と前任の活動履歴を調べると「顧客の景気が悪く投資が見込めない」もしくは「参入障壁が高い等の理由があって参入を諦めた」という顧客が多かった。
⇒仮説立証。
「既存顧客の開拓が難しい」という前提で何をする?
自分より遥かにデキる諸先輩が諦めた既存顧客の開拓は難しいと考えると新規開拓が必要になる。
⇒新規開拓は試行錯誤しながら行う。
並行して自分の担当エリアの今の状況を改めて整理。
⇒一時的に、既存顧客で某大手メーカー向けの設備が集中したため大きく売上増。
しかし、このまま継続する案件でもない。
更に、受注金額の比率を見ると2社がずば抜けて高い状態。その内1社は2年くらい先には終わっている案件での受注だった。
⇒将来、大幅に受注減する可能性が高いので他の顧客の受注UPが必要、という仮説。
基にさらに新規開拓のウェイトを増やす。
結果
新規と過去10年程取引のなかった休眠顧客の開拓に注力。
新規と休眠顧客の受注比率を上げて担当している間は予算を連続達成。継続的な受注も拡大。
社内賞のおまけつき。
繰り返して出てくるスキルを拾い上げる
このくらい掘り下げておくと、要所要所で出てくる「仮説設定力」と仮説を検証するための「実行力」あたりのスキルをポータブルスキルとして拾い上げることが出来ます。
あとは仮説を立てる前提として、営業数字を分析しているので「数字の分析力」とか。
とりあえずは「上手くいかない状況を数字で捉えて仮説と実証を繰り返して、改善する力があります」という話はできるよね。
私のポータブルスキル
あとはどんなことがあるんでしょうね。
転職や異動で3社、4部署、4都道府県で働いても働きぶりが変わらない再現性ですかね?
環境にはブラックからゆるホワイトまでかなり振れ幅があるのですが、殆どの所属部署で営業表彰受けてます。
「運だけで生きている」と言われるくらいに強運ではありますが。
あとはお客との関係。
この記事でも書いたけど、通常の業務範囲以外の依頼が来る程度には関係構築が出来ます。
あとな、先に述べた仮説立証ですかね。
勝手に考え事して、改善策考えて、突っ走ります。
自主性とも言うのですかね。
とまあ、こんな感じです。
PR出来そうな能力の話をするとイキって聞こえますが、仕方ないね。
伝える時は文脈が大切。
今回、自分のポータブルスキルについて考えるついでに記事を作ってみました。
書きながら思いましたが、やはりポータブルスキルについて考える時は文脈が大切ですね。
私は○○をやった。
その時には××をした。
それには、△△を自分はできることが役に立った。
みたいなお話です。
実際、書きながら思い出しましたが転職活動の面接では会話のキャッチボールで、文脈を大切にしていくと伝わり易かったように思います。
抽象化して短くした言葉も織り交ぜながら伝える。
そして実績を事例で更に説明という、手順がスムーズだったと思います。
あと話ついでに思い出しましたが、この本がおすすめです。
相手のニーズを使った転職での考え方にも触れているので、ポータブルスキルの活かし方を考えるには良いかも。
という感じで終わります。