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自分が「役立たず」だと感じたら見直すべき2つのポイント

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どうも、うさみしんごです。

今回の記事は「役立たずな自分から抜け出すために見直すべきポイント」というテーマでお送りします。

 

仕事のストレスで適応障害になり休職&退職したことがあります。

そこから生活を立て直す過程で学んだことのまとめです。

 

特にこんな人にはおすすめです。

  • 仕事がうまくいっていない
  • 内向的な性格
  • 「役立たず」「無能」と自分を責めてしまう
  • 逃げてはいけないと思っている
  • つらい状況から抜け出したい

 

「役立たず」になるには理由がある。

実は仕事で「自分は役立たずだ」と感じている人には共通点があります。

  • 自分が苦手なことで仕事を回している。
  • 能力を引き下げる要因を放置している。

この2つです。

ゲームで例えるなら魔法特化で育てた魔法使いを前線に置いて物理で戦わせているような状態です。

更に言えば物理攻撃&物理耐性&素早さが低下するようなデバフ(能力低下)がかかっているのに、放置したまま戦っているような人がかなりいます。

 

うさみしんご
うさみしんご
こんな感じのイメージです

職業:魔法使い
LV.40
HP:180
MP:400
装備:魔法使いの杖(攻撃+0/魔法+200)
攻撃:10/80(デバフ中-70)
物理耐性:10/70(デバフ中-60)
魔法:450/250(装備+200)
魔法耐性:220
素早さ:30/180(デバフ中-150)

VS

モンスター
LV:30
HP:100
MP:20
攻撃:100
物理耐性:100.
魔法:20
魔法耐性:20
素早さ:50

モンスターのなぐる攻撃! ダメージ80!
魔法使いの杖でなぐる攻撃! ダメージ5!

「自分は役立たずだ」とつらくなっている人の中には、こんなイメージで仕事をしている人が意外なほどに多くいます。

 

やり方を変えたら勝てるのに、わざわざ不利な状況で戦ってしまっています。

 

昔の私もそうでした。

 

弱体化の能力異常がかかったまま、自分の能力が発揮できない土俵で戦っても成果は出ません。

 

なのにそんな人ほど「自分は出来ないからもっとできるようにならないといけない」と間違った方向に努力をしてしまいがちです。

 

デバフがかかったままの魔法使いに苦手な攻撃を上げるような育て方をするのではありません。

「デバフの解除」と「戦い方の見直し」がやるべきことです。

 

別に攻撃は弱いままでも良いので、後方に配置して魔法で攻撃するようにすれば勝てるようになります。

必要に応じてデバフも解除すれば更に力を発揮できます。

 

「わざわざ自分が役立たずになるような条件で仕事をしていないか?」ということが1番はじめに見直すべきポイントです。

 

うさみしんご
うさみしんご
現実だとなかなか気がつけないんですよねぇ……

現実のデバフって何?

「役立たずな自分から脱出するためにはデバフを解除しましょう」という話をしました。

 

では、現実世界で仕事の能力を下げてしまうデバフにはどんなものがあるのでしょうか?

 

具体的にはこんなものがあります。

  • 慢性的なストレス
  • 不安と焦り
  • マルチタスク
  • キャパオーバー
  • 睡眠不足
  • 疲労と体調不良
  • 業務環境
  • 業務の進め方
  • 人間関係

どうでしょうか。

仕事でうまくいっていない悩み事とかなり被っているのではないでしょうか?

 

うさみしんご
うさみしんご
ここからは中身を順番に説明しますね。

 

慢性的なストレス

いつまでも解消しない慢性的なストレスは人間の能力を引き下げます。

 

人間を含めて生き物が危険に晒された時には闘争逃走反応という反応が起こります。

大雑把に言うと目の前の危険から抜け出すために、危険を打ち倒すか危険から逃げ出すために身体が反応します。

 

怖い目に遭ったら胸がドキドキしたりしますよね?

あんな感じで心拍数を高めたり、ホルモンを分泌したりして危険に備えるように身体が反応します。

 

ただし、あくまでも「危険から抜け出すために短期的に身体に負荷をかけてブーストする」ようなものなので、長期間緊張状態が続くと心身ともに疲弊していきます。

 

そんな理由もあっていつまでも解消しない慢性的なストレスに晒されると心身共に消耗してしまって、発揮できる能力が下がっていってしまいます。

うさみしんご
うさみしんご
無理は続かないってことだね

不安と焦り

不安と焦りも能力を低下させます。
不安や焦りが強くなる時は脳の扁桃体という部分が活性化しています。

 

この活性化した扁桃体を抑え込むために、脳の他の部分を使ってしまいます。

結果的に不安になればなるほど、焦れば焦るほど、本来対処しなければならないことに使われるはずだった脳のリソースを奪われてしまうので能力が低下します。

 

うさみしんご
うさみしんご
そもそも不安や焦り自体からダメージを受けるというのもありますね

 

マルチタスク

いくつも同時並行で仕事を進めるようなマルチタスクも仕事の処理能力を下げる要因となります。

 

何故かと言えば、人間の脳はシングルタスクの処理で仕事を処理するからです。

いくつもの仕事を並行して処理すると脳の処理能力もそれぞれの仕事に分散してしまうので、一つあたりの仕事の処理が遅くなってしまいます。

 

更に言えばタスクを切り替える時にもロスが起こります。

マルチタスクが得意な人もいますが、基本的にはシングルタスクで処理していった方が早く仕事が片付くことが多かったりします。

 

忙しいとついやりがちだよね。マルチタスク……

 

キャパオーバー

自分の限界以上に仕事を抱えているキャパオーバーの状態も仕事の能力を落としてしまいます。

不安と焦りが強くなりやすく、マルチタスクにも繋がりやすいからです。

 

キャパオーバーの状態では次のような理由で仕事のプレッシャーが増加します。

  • 仕事の納期
  • 仕事相手からのプレッシャー
  • 手をつけられていない仕事からのプレッシャー
  • 上司からのプレッシャー
  • 仕事が回らないことへの罪悪感

どれもストレスになり、不安や焦りを作り出します。

そして、不安と焦りからいくつもの仕事を並行して処理するようになります。

 

不安と焦り、マルチタスクが仕事の能力を下げてしまうことは先程説明しましたよね。

 

「不安で焦ってマルチタスクで仕事を処理する」という状況をセットで作るのがキャパオーバーです。

 

キャパオーバーの状態でも結局、仕事の能力が下がってしまいます。

 

うさみしんご
うさみしんご
仕事に追い立てられて仕事がグチャグチャになることってあるよね

 

睡眠不足

睡眠不足も仕事の能力を下げる大きな要因です。
睡眠不足が続くと脳の認知機能が低下します。

 

要するに仕事をこなしていくために必要な思考力も記憶力も低下してしまうんです。

更には睡眠不足が続くと先ほども登場した脳の中で不安や焦りに関連する扁桃体の働きにも影響してきます。

 

脳の機能自体が落ちている中で焦りや不安は増大。仕事が進まなくなってくることで更に睡眠不足になり、もっと不安や焦りが増大していく、という負のループにも陥ります。

 

うさみしんご
うさみしんご
仕事がうまくいかないと残業や不眠で睡眠不足になりがちですよね

 

疲労、体調不良

当然ですが、心身の疲労や体調不良も仕事のパフォーマンスに影響します。

 

慢性的なストレスや急性の強いストレスは免疫にも影響を与えます。

最悪の場合は過労死というのもありますが、そこまではいかなくとも過度の疲労も体調不良も健康状態に大きなダメージを与えるます。

 

「自分は役立たずかもしれない」と気にしてしまうくらい真面目な人は残業過多にもなりがちです。

 

起こっている不調の程度と中身にもよりますが、消耗しすぎて仕事の能力が落ちてしまうことは十分にあり得る話です。

 

業務環境

仕事の環境そのものも仕事の能力を下げてしまう要因になります。

 

会社が「働く人の能力を下げる環境」を強いていることもあります。

例えば

  • 連日、22時退社の7時前出勤が常識
  • 吊し上げが非常にキツイ
  • 電話で頻繁に業務を中断しなければならない
  • 仕事に対して社員が少ない

業務環境によっては、社員個人が頑張って対策をしたところで、そもそも会社の環境自体が「ストレスフルで仕事が遅くなりやすい環境」だったりすることもあります。

 

うさみしんご
うさみしんご
適応出来る人には影響が出ないので、見落とされがちですが「一般的な人ならば仕事の能力が落ちる職場」というのもあります。

 

業務の進め方

業務の進め方によっても仕事の能力には差が出ます。

 

「良い、悪い」と言うよりも相性の問題です。

例えば、営業職。
仕事の目的は製品を販売して利益を稼ぐことだったとしても、多くのやり方があります。

  • ヒット率は低くても数を打つ
  • 少なくても顧客を狙って確実に商談化する
  • 人柄で紹介を勝ち取る

同じ金額を売り上げるためにも安価な製品を数売るやる方もあれば、高価な製品を一個売るようなやり方もあります。

 

仕事のやり方と人の特徴には相性があります。
会社では当たり前でも、自分に合わないやり方で仕事をすれば優れた能力を持っていても発揮できなくなります。

 

うさみしんご
うさみしんご
周りにとっての良いやり方と自分にとっての良いやり方が一緒とは限らない!

人間関係

人間関係も仕事の能力を引き下げる要因になります。

 

あなたのコミュニケーション能力とは関係なく、協力的ではない人がチームにいれば仕事の能率は下がります。

仕事に必要以上のプレッシャーをかけてくる人もチームの仕事の能力を低下させます。

 

厳しい上司の目が気になって、本来やるべきタイミングで仕事が出来なくなっている人を見たことはありませんか?

 

人間関係から起こる問題も仕事の能力を低下させてしまう要因になります。

 

うさみしんご
うさみしんご
気難しい人と組むと仕事の能率って落ちるよね

 

と、いうわけで仕事を出来なくしてしまう要因というのはいろんなところに存在しているんです。



何故、ストレス源から離れるべきか?

「耐えられないくらいにつらい仕事からは休職してでも一度は離れるべき」という意見もあります。

強烈な仕事ストレスから離れるべき理由は2つあります。

  • 現状を立て直すための余力を確保するため
  • 狭くなった視野を広げるため

です。

 

裏を返せばこの2つが出来ないなら休んでも問題は解消しません。

 

現状を立て直すための余力の確保

仕事を離れなければならないくらいに仕事がしんどくなっている状態では、現状を立て直すために変化を起こすことが必要になります。

問題に立ち向かって解消するにしても、問題から逃げて回避するにしても今の状況を変えなければなりません。

 

人間は変化にストレスを感じる生き物です。
変化を起こすためだけではなく、変化を受け入れるためにも余力が必要なのです。

 

ストレス源から離れないことには常にダメージを受け続けることになるので余力の確保が出来ません。

 

だからこそ、仕事を離れてでも力を蓄えることには意味が出てします。

 

うさみしんご
うさみしんご
休職しなくても余裕が作れるのなら、無理に休む必要もないと思うよ

 

狭くなった視野を広げる

仕事から離れなければならないくらいダメージを負っている人は視野が狭くなっている可能性もあります。

 

例えば、仕事で自己否定を繰り返した結果、「自分はダメなやつ。役立たず」という考えが癖になっている人がいます。

そうなってくると何を考えるにしても「自分はダメな奴である」ということが前提となってしまいます。

 

「認知の歪み」ともいいますが、ものごとの認識が偏って思い込みによって視野が狭くなっている可能性も高いのです。

認識が偏っていると、同じ物事からも大きなダメージを受けてしまうことも出てきます。

 

厄介なことに認知歪みは物事の捉え方そのものに働いてしまうので本人は自分の認識が偏っていることに気がつくことができません。

 

視野が狭くなっていることに気がつけないのです。

 

狭まった視野を広げるためには、自分の現状に違和感を感じられるだけの余裕が必要です。

 

うさみしんご
うさみしんご
日常に余白がないと、気がつくための余裕すら無くなっちゃうんだよね




なるべくして「役立たず」になっていることに気づけ。

今回の記事で1番伝えたかったことは

「自分が役立たずでつらいなら、まずは現状を疑え」

と言うことです。

 

仕事で役立たずだと悩む人は「もっと仕事ができるようにならないと」と思い詰めます。

仕事が思うように進まない自分と周りを比べて「あんなふうにならないと」と焦ります。

 

とにかく積み重ねることばかりを考えてしまいがちです。

 

しかし、実際は「今の状況に役立たずになるべくしてなっている要因がある」から仕事がうまく回っていないことも十分にありえます。

 

だからこそ、まずは現状を疑ってほしいのです。

 

何かの要因で役立たずになるべくしてなっていることに気がつけると対策がとても進めやすくなります。

自分を役立たずにしている要因をひとつひとつ対処すればいいだけだからです。

 

最終ゴールは仕事でのつらさを自力で対処できる範囲に収めることです。

 

そのためには

  • 自分の特徴を理解する。
  • 自分の特徴が武器になる場所と戦い方で勝負する。
  • 自分の特徴が弱みになる場所と戦い方では勝負しない。

という対策をしていきましょう。

 

実際は、仕事の中にどうしても自分が苦手なことも混ざりますが、それくらいならばテクニックでカバー出来ます。

 

私は仕事のストレスで適応障害で退職することになるまでズタボロになりました。

でも、その時にボロクソに言われていたことと、その後に自分の強みとして評価されていることの本質は一緒です。

 

内向的で心配性で砕けた会話が出来ない。
は使い方を変えれば
内省的で準備周到で信用してもらえる。
になります。

結局は捉え方と使え方の問題でしかありませんでした。

 

実際にキャリアを立て直す経験をしたからこそこの2つは見直して、対処してほしいんです。

  • 自分が苦手なことで仕事を回している。
    →自分が得意なことで仕事を回す。
  • 能力を引き下げる要因を放置している。
    →自分の能力ではなく環境を疑う。

自分のことを「無能」「役立たず」と責めてしまう人は、これができるようになると相当ラクになります。

 

是非、参考にしてみてください。

 

ではー。

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