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【ゼークトの組織論とは?】勤勉な無能が生きる道を探してみた。

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「ゼークトの組織論」をご存知ですか?

 

 

実際のところは諸説ありますが、ドイツ軍人が語ったとされるもので、少し前にネット界隈で話題になったりもしました。

 

大雑把に説明すれば次のような話です。

勤勉で優秀な者は参謀に向く。

怠惰で優秀な者は他人を動かす指揮官に向く。

怠惰で愚鈍な者は言われた仕事をこなす兵士に向く。

 

そして、愚鈍なのにかかわらず、勤勉な者は追い出すか銃殺すべきだ。

何故なら、間違った行動を続けて取り返しのつかない事態を作るからだ。

皆さんは、どのタイプに当たるでしょうか?

 

 

参謀タイプですか?

それとも指揮官タイプ?

 

 

認めたくはないけれど、兵士タイプだったでしょうか?

 

 

この話を始めて聞いた時、私は自分のことを「追い出されるべき愚鈍で勤勉な者」だと感じました。

 

 

だからこそ、疑問に感じたことがあります。

 

 

「愚鈍な愚か者はどうやって生きていけば良いのだろう」と。

 

 

以前記事にしましたが、適応障害でかなりボロボロの状態でこの話を聞いてしまったので、本気で悩みました。

 

今回は「勤勉な愚か者が生きる道」についてのお話です。

 




勤勉で愚鈍な者については語られない。

ゼークトの組織論を知ってから、ネットで調べてはみました。

 

人を4つに分類することや、勤勉で愚鈍な者の特徴については述べているものはみつかったものの、「勤勉で愚鈍な者がどうすれば良いか?」という内容のものを見つけることが出来ませんでした。

 

 

例え話とは言え「銃殺するか追い出せ」とさえ言われてしまう人間はどうすれば良いのでしょう?

 

自分の特性をひとつずつ矯正しなければならないのでしょうか?

 

そこまでしないと生きていてはいけないのでしょうか?

しんどくないですか?

 

さすがに……。

 

私の中での答えは「自分の特性をすべて否定する必要はない」です。

 

 

使い方を考えたら良いのです。

自分が愚か者にならない場所で勝負する。

勤勉で愚鈍な者が問題になるのは「食い違った行動」を「延々と行なってしまうから」です。

 

裏を返せば、間違った行動だったとしても、自分の考えで延々と繰り返すことは出来るのです。

 

 

だから自分の行動が誤りにならない場所で勝負すれば、着実な積み重ねを強みにすることができます。

 

 

例えば、本業ならば自分の理解が合っていて行動に問題がないか上司に合意を取った上でスタートしたり。

 

 

誰もやったことのない分野でトライアンドエラーを繰り返してみたり、というやり方もあります。

 

 

特に「会社の利益になる分野だが、誰もやったことのない領域を開拓する」という使い方をした場合、失敗も価値あるサンプルになるので意味があります。

 

 

副業ならば、やはりトライアンドエラーで伸ばせるものをやってみると良いでしょう。

 

 

会社と違い、誰かに迷惑をかけるとしても全ては自分の責任です。

 

何をやってもどんな失敗をしても、自分が背負ってそこで終わりです。

 

 

だから繰り返し失敗しながら学ぶことが出来るものを選べば、ステップアップしていくことができます。



勤勉で愚鈍な者の基本戦略

  • 自分の頭で考えられることを強みにする。
  • 継続力を強みにする。
  • 失敗を次回の行動にフィードバックする方法を持つ。

結論、トライアンドエラーで自分のレベルを上げていくことが勤勉で愚鈍な者の基本戦略です。

 

 

勤勉で愚鈍な者タイプは今だけを切り取れば、問題のある性質かもしれません。

 

 

ただし長期的に見れば、言われたことができないと言う点は「自分の理解や解釈がある」という強みにも出来ます。

 

 

言われたことができなくても、自分で考えた結果が正解になる分野さえ見つければ、継続的に成果を出すことが出来ます。

 

 

今回の話は私が悩みながら、試しながらたどり着いた答えのひとつです。

 

 

絶対的なものではありませんが、まさしく実行と失敗、フィードバックの末の結論なのでお役に立てたら嬉しいです。

 

 

では、また次回。