突然ですが、サラリーマンで年収を20倍にする方法があるとしたら、信じますか?
今回の記事はSNS等で有名な副業サラリーマンmotoさん著の「転職と副業のかけ算」を参考に”キャリアの作り方”についてまとめていきます。
ただのキャリアの作り方ではありません。
年収が20倍にもなりえる、戦略的なキャリアの作り方です。
【この記事がオススメな人】
- 現在のキャリアに疑問を感じている。
- キャリアアップに興味はあるが、何から手をつけたらいいのかわからない。
【この記事でまとめていること】
- 「転職と副業のかけ算」から読み取れるキャリア戦略
- 市場価値を上げるための3つのポイント
Contents
motoさんと「転職と副業のかけ算」について
最初に「転職と副業のかけ算」を書いたmotoさんについて軽く触れておきます。
motoさんは副業と本業を合わせて年収5,000万円を稼ぐスーパー副業サラリーマンです。
最近だと2021年に自身が運営する「転職アンテナ」というブログを7億円で上場企業に売却しています。
そんなmotoさんは短大卒で長野のホームセンターからキャリアをスタートしています。
当時の年収は240万円です。
そこから副業含めて数千万円の年収を稼ぐところまでステップアップしていきます。
「転職と副業のかけ算」は、そんなmotoさんのキャリアについての考え方やノウハウが凝縮された一冊です。
自分の市場価値を最大化する”3つのポイント”
ここからは私が「転職と副業のかけ算」を読んで感じた“自分の市場価値を最大化するポイント”を3つに分けてまとめていきます。
自分を魅力的な商品に仕上げる。
一つめのポイントは“自分という商品を値が付くように作り上げていく”というものです。
motoさんの著書に出てくる内容から例を出すと、以下の通り。
- 軸ずらし転職
- 転職先での出口戦略
- ホームセンターへの入社理由
- 頻繁に行う職務経歴書のアップデート
キャリアアップをする、というのは言い換えると“自分をより高い値段で企業に買ってもらう”ということです。
高い値段をつけるためには自分に高い値段に見合う価値がある、ということを企業に示さなければなりません。
企業が求める成果を自分が出せることだけではなく、成果を出せる根拠となる自分の特徴をわかりやすく示す必要があります。
motoさんのやり方を見ると”商品としての自分の作り方”が非常にうまいのです。
例えば、ひとつの職務で経験を積んで能力を磨き、同じ職種で年収が高くなる業界に軸をずらすように転職をする。
入社前の面接段階で「相手の企業を退職する人はどこへ転職しているのか」まで確認する。
職務経歴書でさえも、頻繁にアップデートしていくことでキャリアにとって不足する要素を日常的に獲得しようとしたりもしています。
商品の営業と同じで高値でものを売ることの根幹は”高い価値を提供できる商品”があることです。
戦略的に自分の価値を上げていくようにすることでキャリアアップには大きなプラスが生まれます。
買い手の目に触れる機会を作る。
二つ目のポイントが“買い手の目に触れる機会を作る”です。
著書の中から例を出すなら、以下の部分です。
- ホームセンター在職時に採用施策として就活ブログを開設⇒問い合わせが殺到して人材会社からも転職オファーを受ける。
- コンペで一緒になったことをきっかけにリクルートから転職ファーを受ける。
- サラリーマンであることを活かしてTwitter,ブログ等で発信⇒キャリアに関心があるネットユーザーがコンテンツを購入。
共通するのは”実力を発揮している場面が買い手になりえる人の目に触れる機会”を作っていることです。
戦略的に磨き上げた自分の商品価値を、ターゲットの目に触れるようにしておくことでステップアップのチャンスを作ることができています。
自分という商品の売り方を持っている。
最後のポイントが“自分という商品の売り方を持っている”という点です。
著書の中から例をあげると以下の部分です。
- 転職エージェントから「自分に合った求人」を引き出す方法」を確立している。
- 狙って企業に刺さる職務経歴書を戦略的に作っている。
- Twitter,ブログ、有料note等 自分のスキルを直接お金に変える手段を持っている。
motoさんのキャリア戦略の凄いところは自分をPRして売っていく”売り方”の部分まで3つのポイントが流れる様に繋がっていくことです。
商品として高値で売れる自分を戦略的に作り上げて、自分を高く買ってくれる相手に、自分が高く売れる方法で売り込む、という一連の流れを狙って作っていることが見て取れます。
そして、本業での転職でも副業でも同じように自分の価値を最大化しています。
まとめ:年収を20倍にもしうるキャリアの作り方とは
- 自分という商品を魅力的に仕上げる。
- 買い手候補の目に触れる機会を作る。
- 自分の価値が最大化する売り方を持つ。
言うのは簡単ですが、戦略的に実行するにはなかなか根気がいる内容です。
しかし、その分ここまで戦略的にキャリアを作り上げている人は少数です。
もしも、本著のように狙って自分のキャリアをデザインできるのであれば、間違いなく市場価値が跳ね上がることでしょう。
今回はキャリア戦略の部分についてだけ触れましたが、ビジネスに対する姿勢や実例を含めて学びが非常に多かったです。
終身雇用終了、サラリーマンも副業としてのビジネスが必須になる、と言われる現代社会だからこそ活用できるノウハウも多い一冊だと思います。
では、また次回!