ライティングって、かなり一般化してますよね。
最近、副業としてブログやクラウドソーシング等が取り上げられることも多く、改めて「ライティング」という言葉が広まっている気がします。
そして、Twitterを見ていると「自分のブログやSNSが読まれない!」という悩みも散見します。
ブログ初心者の私も良く悩む事なので、じっくりと考えて記事にしてみました。
「自分が読む側の立場のときに、どんな記事を読んでいるか?」という視点で「読まれる記事」についてまとめていきます。
どんなときに、どんな記事を読む?
情報を集めるとき
例えば連休に旅行に行こうと思ったら、どうしますか?
とりあえず「旅行 おすすめ」とか「○○県 観光」と調べますよね?
何かをしようとしているけれど、知識がないときにWEBで検索する人は多いです。
自分に知識がないからWEBで「選択の候補」を探すイメージです。
では「選択の候補」を探してWEBを使うときは、どのような記事を読むでしょう?
以下の要素を持った記事が好んで読まれます。
- 情報が一覧で見れる
- 詳細の情報が確認できる
- 情報の確からしさがある
- 読み手の好みに合っている
例えば自分が詳しくない旅行先でのプランを考えるときをイメージしてみてください。
まず、旅行先にどのような観光スポットや宿があるのかを確認します。
この段階では例えば、じゃらんや楽天トラベルのような一覧性のあるWEBサイトが好まれます。
そして、行き先の候補が大まかに絞れたら「本当にその場所でいいのか?」を判断していきます。
読み手が求めているのは「自分が誤った決断をしないため」の参考となる情報です。
口コミや、ブログの記事にある生の声。
あとはインスタグラムなどのSNSの情報も読まれるでしょう。
別に旅行のプロでなくとも読み手が「参考になる」と感じる記事であれば、高い価値があります。
例えば2歳の女の子を連れた夫婦の旅先選びであれば、同じく2歳の女の子を連れた夫婦が選んだプランと感想はとても参考になります。
それこそ、独身男性のコーディネーターが調べに調べて書いた内容よりも、実体験を伴う夫婦からの口コミの方が参考になるかもしれません。
あとは旅先を決めるときは興味のないスポットよりも「自分の好みに合った場所」に行きたいですよね?
雰囲気がよくわかる内容の他にも、その場所を楽しんできた書き手はどんな人か、という情報も読み手からは参考になる情報です。
決断をするとき
例えば一眼レフのカメラを買うとします。
私も先日、一眼レフのカメラを買ったのですが、エントリーモデルでも10万円近くする買い物です。
買おうと思っている品があっても「自分はこのカメラを買うべきだ」という後押しが欲しくて情報を調べることもよくある話です。
この場合、読み手が欲しい情報は「自分がこれからする選択の正しさ」を根拠づけるものです。
一眼レフカメラの例なら、他のカメラと比較して「やはり○○のカメラがおすすめ」という内容の記事だったり、プロのカメラマンのレビュー記事だったり。
権威を伴って、決断を後押ししてくれる記事は需要があるでしょう。
そして、「自分と同じような立場の人が決断を下した後、どうなったか」という内容も興味を持たれる記事になります。
「カメラ初心者でインスタ映えする写真が撮りたくて買いました!こんな写真が撮れるようになって大満足です!」という内容ならインスタ映えしたくてカメラが欲しい人には参考になる記事きなるでしょう。
要するに権威性が無くても「背中を押してくれる根拠」となる記事には需要があるのです。
不安になったとき
「どうしよう……」と思ったときに、Googleで検索をしたことはないですか?
例えば
- 公共料金 延滞 信用情報
- 仕事 ミス エピソード
とか。
「自分が失敗した」と感じて「大丈夫だろうか…….」と心配になったときに「安心感」を得るために検索します。
「自分が本当に大丈夫なのか」と不安になっているので、同じような事例を探して「結局、大丈夫だった」ということを確認したいのです。
では「不安から検索している読み手」にとって有益な記事とはなんでしょう?
先にも述べたとおり「結局、大丈夫だった」と安心させてくれる記事です。
「今、私は○○の状態で不安だったけれど、似たような状況だった人は、○○となって結局、大丈夫だった」と不安を抱える相手に「自分は大丈夫なんだ」と思わせる記事であれば十分価値があります。
専門的な解決策も有益ですが、書き手の失敗談も不安を抱える読み手には十分有益な記事になるでしょう。
特に「失敗したときの状況」と「結果」は不安を抱えた相手が特に重視する部分です。
手持ち無沙汰なとき
暇になったらすぐにでもスマホを取り出して暇が潰せる時代です。
例えば、駅で待ち合わせた知人を待っている間、あなたならどうしますか?
やはり、スマホを取り出して時間を潰すことが多いのではないでしょうか。
手持ち無沙汰な時、スマホでどんなことを調べるでしょう?
人によって分かれるとは思いますが、少なくとも「自分が関心のあるテーマを扱う、よく見るサイト」を開く人は多くいます。
手持ち無沙汰な時間というのは不意に訪れます。
事前に時間やモチベーションを計画して使うような時間ではなく、なんとなく始まってしまう時間ですから。
だからこそ「気合を入れて」新たに何かする、というよりもルーティンで経験のある行動をとる人が多いのではないでしょうか?
そして「いつものサイトでいつものように」記事を読みます。
「手持ち無沙汰な時間を埋めたい読み手」にとっては次の項目に当てはまる記事が好ましいでましょう。
- 道具や準備がなくても読める軽さ
- 安定して自分が興味のある内容を提供してくれるサイト
- 気軽に読み始めて途中で読み捨てられる内容
ブログ運営に当てはめるなら
- ・特定のテーマで運営されている
- ・作業を伴わない読み流せる記事
等があてはまります。
また「関連情報の見せ方」も重要です。
ネットサーフィンが好きな方にはわかっていただけると思いますが「興味の赴くままに記事を渡り歩く読み手」というのもいます。
専門用語等の単語や関連記事など、読み手の「知りたい」感情を満たしてあげるよう、関連性のある構成で作るのも読み手にとって有用な構成と言えるでしょう。
まとめ
- 「読み手の属性」によって有用な記事は違う
- 専門的な権威だけではなく「読み手に近い立場」が有用性になることもある
- ターゲット選定をする際、「どんな人が読むか」だけでなく「どんな時に読まれることを狙うか」も重要
はい。
ブログ初心者ですが、ネットに溢れる情報を参考に自分が読み手の場合の視点も盛り込んでまとめてみました。
多くの先輩ブロガーはブログ初心者に向けて「読者とためになる記事を書こう!」と言います。
ただ、受け手側としては「読者のためになる記事って何?」と思う人も多いでしょう。
私もです。
今回は、読み手の状況から「読者のためになる記事」、つまりは「読者にとって有益な記事」とは何か、を考えてみました。
考えてみれば当たり前ですが、同じ人でも状況に応じて探している情報は全く違います。
まとめてみて「読み手の状況」まで意識できると一段登れそうな気がしました。
では、また次回