今回は「マイホームの場所選び」についてお話ししていきます。
我が家の場合は嫁実家の近くでマイホーム選びをしたので「夫婦どちらかの実家の近くで暮らしたい」という人には特に参考にしてもらえるかと思います。
土地選びではこんなことを気にして選んでいます。
- 妻の実家の近く
- 小中学の学区
- ハザードマップ
- 自転車だけで生活が出来ること
- 接道
- 高い擁壁がないこと
- 周りに小さな子供が住んでいる
ひとつずつ説明しますね。
Contents
妻の実家の近く
子育てで妻の実家を頼るために嫁ターンまでしているので妻の実家の近くに住むことは優先度が高かったです。
昨年、義父が脳梗塞したこともあってもしもの時の備えの意味も兼ねて嫁実家の近くでマイホーム検討を進めました。
理想は子供が学校終わりに嫁実家であずかってもらえるくらいの距離感。
定年過ぎた義母でも来れるように嫁実家からは出来るだけアップダウンが少なくなるように選びました。
ちなみに義父と妻の反対で二世帯同居は無くなったので「近くに住む」にとどめました。
小中学の学区
以前、マイホーム検討を始めた理由についてまとめた記事にも書きましたが、子供の学区も優先順位高めで選びました。
ハザードマップ
これはすごく重要だと思います。
水害、震災とハザードマップにもいくつか種類があるのですが出来るだけ災害リスクのあるエリアは避けました。
ハザードマップだけではなく、昔から同じエリアに住んでいる義両親に災害があった時の被害状況や昔その土地に何があったかまで確認しながら選びました。
元々、地盤が弱い水田や湿地だったりするも液状化のリスクもあります。
災害被害は最悪の場合は、一発アウトなのでかなり慎重に見ました。
一般的には価値が下がりやすい物件とは言われますが、値段だけ眺めていると災害リスクは分かりません。
物件選びの条件として伝えていなければ、不動産屋からも話題にしないまま物件を紹介されることも割とあります。
また、ハザードマップは市町村によって揃っている内容に違いがありますので注意しましょう。
本気を出すなら古地図を調べたりするらしいですが、流石にそこまではしませんでした。
自転車だけで生活が出来ること
妻は自動車の免許すら持っていません。
私はそのうち単身赴任になることが確定しているようなもんなので、妻が自転車だけで生活できるように場所を選びました。
一応見ていたのは
- 暮らしに関わる店(スーパー、薬局)
- 駅までの距離
- バス停までの距離
です。
接道
「できれば」という条件ですが次の2つは気をつけて選びました。
どちらも土地の価値に影響してきます。
- 公道に接している
- ある程度広い道幅
接しているのが私道だと権利関係でトラブルになるリスクが心配でした。
道幅は欲を言えば6m以上欲しいところでしたが4.5m程度を基準にして探しました。
高い擁壁がないこと
擁壁は高低差のある土地で高い方から低い方へ土が崩れないようにするための壁のことを言います。
基本的にはコンクリートなどでがっしりと作ってあるのですが、老朽化してくると土地所有者の負担で修繕しなければなりません。
面積が大きくなればなるほど、強固に造らねばならないほど修繕費は高くなります。
金額幅でいくと数十万円〜数百万円のレンジで掛かります。
将来、修繕が必要になった時の痛手も考えて高い擁壁のない場所を選ぶようにしました。
安全に管理出来ている擁壁なら問題ありません。
周りに小さな子供が住んでいる
マイホーム検討を始めた理由の記事でもまとめましたが、そもそも賃貸派の私がマイホームを検討し始めた理由のひとつが「子供の出す音」です。
今の賃貸では下の階からクレームも入ってしまうまでいるので、子供が騒いでも大丈夫そうな場所を探しました。
購入したマイホームはご近所も似たような年齢層の子供がいるご家庭ばかりなので、そのあたりは大丈夫そうです。
出来るだけ避けるようにしたもの
あと、この二つは出来るだけ避けるようにしていました。
季節によっては何も感じない時期もあるので、意外と注意です。
- 湿気のある土地
- 水路の近く
カビと虫に悩まされる可能性があります。
水路の近くだと春〜秋にかけて虫も増えます。
外で干した洗濯物に羽虫が付き放題だったり、窓が開けられなくなったりすることもあるのであまりおすすめはしません。
川の近く全部がダメ、というわけではなく湿気がたまるような雑草が生い茂るジメジメした水路のの近くがダメなのです。
実体験に基づいて避けました。
水路が近くなくても日当たりや周りの建物、立地の問題で空気が淀んで湿気がたまる場所もあるので気をつけましょう。
妥協したこと
反対にマイホーム探しの場所選びではこんなことには妥協しました。
擁壁なしの平地
高い擁壁を避けたついでに家も坂に面していない綺麗な平地が良かったのですが、そこは妥協しました。
私が家探しをしたエリアだと、平地の分譲地は次の2つが多かったです。
- 田んぼや畑を開発した宅地
- 大きな家の建っていた場所
田んぼやは畑を開発した分譲地は結構安価でした。
反対に大きな敷地の家をいくつかに分けている分譲地は地盤もしっかりしている場所にあるためか、高くなっていることが多かったです。
隣との距離
田舎育ちなもので、理想を言えば隣との距離は十分に欲しかったです。
うちの実家みたいに隣と50m、100mと離れてないといけない、なんてことは言いませんがせめて3 mくらいなら離れていたら嬉しかったです。
ここはお隣さんの建物のレイアウトとの兼ね合いで、近くはあるけど互いの家の窓が覗き込めないようになっていればOKとしました。
資産価値
他のマイホームレポシリーズの記事でも書いていますが、マイホーム候補地が地方都市の郊外です。
将来に向けて地価が上がるような場所は多くないので、資産価値のある土地選びは諦めました。
近くに駅でもできれば話は別ですが、絶対にそれはないです。
一応の話ですが、同じ郊外でも地価の上がり下がりは場所によって違いがあります。
10年で5%くらいの相場が落ちているエリアの隣なのに、維持〜微増くらいの相場になっている場所もあります。
たまーに、相続やらなんやらで地方の高級住宅街の中にも売り急いでいる物件が出てきたりもするので、そういう物件は資産価値で見てもいいのかもしれません。
流石にこの先20年、30年経ったら相場がどうなるかはわかりませんが……。
ポイントを絞ろう。
「生活の便が良くて、開放感もあって、資産価値も高い土地がいい!」
そんな家選びがしたければ長期戦で臨む覚悟と、出会った瞬間に即買い出来るくらいの準備は必要です。
しかし、マイホーム検討する人は予算もタイミングも限られた中でまた物件を選んでいかなければならないと思います。
仕方ないですが、優先順位を整理してポイントを絞って物件選びをするしかないのでないでしょうか。
完璧な選択肢ではない以上、何かしらの不満や不安は出ると思います。
我が家は資産性よりも住環境で家選びをしたので将来の資産が不安になっています。
で、それを補うためにどうしようかを考えています。
結局、そんなもんだと思います。
一生で一度のデカい買い物だからこそ、ポイントは明確にしていきましょう。
買わないのもひとつの選択肢だとも思います。
あえて背中は押しません。
それでも「やっぱりマイホームだよなぁ」と思う人は前に進んでいきましょう。
では、また次回ー。