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マイホーム検討開始、何から始める?内覧に行くべき理由【マイホーム購入レポ】

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どうも、うさみしんごです。

この度、3,000万円を借り入れて新築建売のマイホームを購入しました!

 

でも、マイホーム検討って何から始めたらわからないんですよねー。

 

というわけで、マイホームを検討していくにあたって何から手をつけていったかのレポです。

何から始めたらいいのかわからない

前回、こんな感じの記事を書きました。

賃貸派がマイホーム購入を考え始めた理由は?【マイホーム購入レポ】

 

要約するとだいたい子供関連の事情でマイホーム検討を始めました。

が。

 

マイホーム購入の検討って何から手をつけたらいいのか本当にわからんのですよ。

 

まず金額がデカい。
一発数千万円の買い物です。

 

最近は「ローン破綻」なんてワードもよく聞きますが、選択を間違えると人生一発アウトな感覚もあり非常に怖い。

 

だからといって、ど素人にわかることってたかが知れてるんですよね。

 

住宅ローンや各種税制・控除のこともわからなければ、住宅の構造や材料による違いもわかりません。

 

どんな家や土地がどのくらいの価値があるのか、よくわかりません。

 

うん、困った……。
私も検討し始めて多少は調べたものの、調べることも考えることも多過ぎてすぐに嫌になってしました。

 

「もう、これは詳しい人に聞く方が早いな……」となってきたので、とりあえず内覧会をいくつか回ることにしました。

とりあえず内覧に行ってみた

とりあえず、行ってきた内覧がこんな感じです。

  • 分譲の注文戸建
  • 中古住宅とリフォーム
  • 新築建売

自分が家を持ちたいエリアでやってくれるところを中心に見てきました。

 

内覧会に行くと後から営業かけられない?

お察しの通りで内覧会に行くと後から営業されます。

 

と言っても、ウチの場合はたまーに電話やショートメール、カタログが来るくらいだったのでそんなに気になりませんでした。

 

むしろ最新状況は聞けた方が都合がいいので、こちらとしても緩く関係キープするくらいでちょうどいいと思います。

 

あまりにうざったいところには正直に伝えれば、頻度は減らしてもらえると思うのでそのへんは匙加減だと思います。

 

内覧に行ってわかること

で、内覧を回って3〜4社の営業マンから話を聞きながら実物を見せてもらいました。

 

今まで自分で調べるだけだった頃よりも、実物を前にして話が聞けるとかなりイメージが出来るようになったように感じます。

 

特に次のポイントは現地で話を聞かないと、なかなかイメージが固まってこないように思いました。

  • 相場感
  • 実際の費用感
  • WEBと現地の違い

ひとつずつ説明していきますね。

 

相場感

実際の土地と建物の相場感は、いくつも見ながら比較した方が掴みやすいと思います。

 

とりあえずエリアごとの相場感はWEBで調べてもなんとなくわかります。

SUUMOやらアットホームやらで見ることも出来ます。

 

SUUMOなどで見つけた物件の不動産屋の情報から、その不動産屋のWEBサイトを探して更に分譲情報を探したりすることもできます。

 

ただ、調べてみても土地と建物セットの価格だったり、周辺環境によって上がり下がりがあったり、家の作りによっても上下します。

 

結局は現物の不動産をいくつか見ておいた方がイメージが湧くかと思います。

実際、安い土地に高い建物が立っていることもあればその逆もあります。

 

立地も行ってみると裏が崖だったり、急な坂の上だったり、高い擁壁の上にあったりして土地が割安になっていることもあります。

 

このへんは住宅情報からだとなかなか読み取れません。

 

我が家の場合は現地下見も結構行って、土地の相場感も見ながら

  • 土地の価格は安いが、子供向けには○
  • 土地の価格はやや高いが、価値は落ちなさそう

という視点で不動産探しをしました。

 

結果的には土地が安くても子供向けなエリアを選びました。

 

ちなみに嫁実家まで1km圏内です。

実際の費用感

マイホーム検討始めた頃と実際に話を聞きながら考え始めた後とで差が出るポイントが「実際の費用感」です。

 

お恥ずかしい話、ウチはめちゃくちゃ甘く見てました……。

 

まず、住宅購入にかかる諸費用。
住宅金額だけでは買えないので、諸々で住宅購入価格の5〜10%は掛かると思った方がいいです。

 

諸費用の内訳例はこんなんです。

  • 不動産取得税
  • 固定資産税、都市計画税
  • 登録免許税
  • 登記関連費用
  • 仲介手数料
  • 印紙代
  • 住宅ローンの契約費用

あとは実際の支払い計画とかの段階になってくると元々の予算感でも「借りれたとしても返すのしんどくないか?」と、すごく感じます。

 

例えば3,000万円借入して35年返済。
絶対にどこかで利率は上がりますが、とりあえず変動利率で0.5%とすると返済額が月7.8万円になります。

 

意外といけそうですが、賃貸になかった出費がさらに加算されます。

  • 固定資産税、都市計画税
  • 光熱費が上がる
  • 通信費が上がる
  • 維持補修用の積立

今のプランにもよりますが、広い家に住めば光熱費は上がりますし、通信費も戸建プランの方が高い傾向があるのでここも上がります。

 

最初は税制優遇はあれど、いずれ税金の負担もモリモリに増える上に、賃貸と違って維持補修は自分の負担になってきます。

 

並行して中古戸建でリフォーム検討もしていましたが築20年段階で外壁フルで塗り直しで80〜150万円、屋根もフルで塗り直すとそのくらい掛かります。

 

あとは契約時に手付金として5〜10%は現金で用意しないといけないので、手元にお金も必要です。

 

こんな感じで初期費用だけではなく、転居後の生活費・ランニングコストまでみた予算感では見落としがめちゃくちゃありました。

 

たぶんまだ漏れているものがある気がします。

 

マイホーム予算も検討当初が3,600万円だったのが、諸条件鑑みて2,200万円に下がり、その後、なんとか行けそうな線として2,800万円手前で着地しました。

 

というわけで「計画に入れておかないとまずいことになるお金」というのも、調べているだけでは漏れが出るんじゃないでしょうか。

 

悪いことは言わないので、予算は堅めに見ておいた方が良いと思います。

 

お金の話については本気で家を買うつもりで突っ込んで、やっと具体的な話がイメージできたと思います。

WEBと現地の違い

不動産情報と現地に行った感覚にはかなり差がありました。

 

例えば、住宅性能評価付きでスペック的には文句なし。立地も悪くないし、金額もそこそこ。

みたいな家も実際に観にいくと

  • スペックは高いんだろうけど安っぽい。
  • エリアは悪くないけど場所が良くない。
  • 金額はそこそこだけど、納得感がない。

みたいなことが割とあります。

 

具体的には

  • スペックは高いとしても外壁や建具の施工が雑で目につく。
  • エリアは良いが入ってくるのに道が細くて複雑だったり、日陰になっている。水路が近くて虫と湿気がすごい。
  • 金額的には相場っぽいけど、この家のために数千万円背負う気にならない。

とかそんな感じです。

 

言い出すとキリがないのですが、何件も回っていると予算オーバーだったり、検討エリア外なのに本気で買いたくなる物件もあれば、検討条件ど真ん中なのに「ここはないわ」と感じる物件もあります。

 

駅からやや遠そうでもバス停が近くて便が多かったり、平地で歩くのも苦にならないような場所にあることも割とあります。

 

反対に駅から近くてもバス路線から外れていたり、最寄りのスーパーが微妙に行きづらい場所ばかりだったりすることもあります。

 

極端な話、入った瞬間に「なんか気に入らない」とか「話はすら聞いていないけど、一目で超気に入った」みたいなことも出てきます。

 

このへんは実際に現物を見ながら、詳しい人から説明してもらって「自分が何に魅力を感じているのか」「自分の中の感覚的なNG条件がなんなのか」というところをあぶり出していくことも内覧でしかできないことだと思います。

とりあえず一回持ち帰る

内覧に行くと現物を見た上で色々と話を聞くことが出来ます。

 

というか、不動産営業マンは物件を買って欲しいのでより具体的に検討を進めさせようとしてきます。

ただ、最初の様子見で行った内覧で具体的に話を進める必要はありません。

その場では話は進めずに見聞きした話を持って帰りましょう。

 

営業マンには「まだ考え始めたばかりなので、勉強のために観にきました。まだ購入は先になるのですが素人で何もわからないので教えてください」とでも言っておけば、詰められるようなこともありません。

それでも詰めてくるならヤバい人です。

 

で、何社かの話を聞いてみて妥当な話を整理すれば検討の外枠は出来ると思います。

そんなこんなで繰り返し話を聞きながら検討を進めたら良いのではないでしょうか。

 

私なんて1年4ヶ月も持ち帰り続けているので、納得いくまで考えたらいいと思います。

知り合いを漁れ!

実は検討段階で私の後悔ポイントがひとつありまして。
それは「専門家の知人を探せば良かった」です。

思い返してみれば実家の知り合いで大工さんもいれば、一級建築士もいたんですよ。

 

完全に忘れていましたが。

直近で家を買った人の意見は聞きましたが、自分と自分が頼れる人の知り合いを探せば専門家がいることもあります。

 

出来れば、早いうちにそういう人をピックアップしておいて検討する途中で専門家目線でのアドバイスをもらえば良いと思います。

 

これは後から思いついて「しまったぁ……!」となったので、一回探してみてください。



調べるだけだと始まらない

実際にマイホーム検討をしてみて思ったのは「調べるだけだと始まらない」ということです。

 

調べることは大事なんですけどね。

素人がネットの情報だけで調べても絶対に漏れが出ます。

 

あと理想的な物件を思い描いていても、実際にそれが現実に存在するのかは別問題です。

自分が家を欲しい期間内に見つかるか、という話も加えたら尚のことです。

 

「マネーリテラシー的にはリセールバリュー高く、住みやすく、資産になる家を」というのは非常によくわかります。

が、自分の置かれた予算と環境でそんな不動産が手に入るかというのはまた別の話です。

 

 

「最終的に条件に合わずにマイホームは購入しない」というのも一つの結論だとは思いますが、検討するのであればとりあえず内覧入ってみても良い気がします。

 

では、また次回ー。