仕事がうまくいかなくて悩んだりしていませんか?
仕事が溜まってパンクしている。
求められるようか成果を出せない。
仕事が遅くて迷惑をかけている。
どんな内容でもOKです。
もっと言えばうまくいかないことが仕事以外でもOKです。
今回の記事は「心がければうまくいかなかったことがうまくいく」という魔法の思考法です。
汎用性が非常に高いので「ダメな自分を何とかして変えたい」と思う人にはすごくおすすめな考え方です。
心がけること
うまくいかなくて悩んでいる時に心がけるポイントは3つあります。
- 今よりマシになればOK。
- 出来ない理由は環境にある。
- まずはストレスを減らす。
この3つを忘れないでくださいね。
今よりマシになればOK。
ものごとがうまくいかずに悩んでしまうときはどんな時でしょうか?
答えは「理想を基準に現実を見ている時」です。
はじめてのプレゼンにチャレンジした!
あがってしまってまともに話せなかった。
プレゼンの時は先輩のように堂々とユーモアも織り交ぜて行うべきだった。
トラブルに対処した!
しかし、相手は不満そうだ。
もっと柔軟に対応すべきだった。
埋もれながらも仕事を片付けた!
それでも、相手からは「仕事が遅い!」と叱られた。
もっと早くに片付けるべきだった。
こんな感じです。
自分に今できることをやった。
しかし「このようにあるべき」という理想とは違っている。
やるべきだったことが出来ていない、出来なかった自分が悪い。
「このようにあるべきだったのに、出来なかった自分は責められる人間だ」
そんなふうに考えて自分を自分で責め出すと、どんどんとしんどくなっていきます。
では、どうすればいいのか?
「自分はこの程度だ」と受け入れて「この程度の自分が少しマシになった」ことを評価するように出来れば、しんどさはかなり和らぎます。
はじめてのプレゼンにチャレンジした!
あがってしまってまともに話せなかった。
でも、はじめて実際のプレゼンの感覚を感じることが出来た。
トラブルに対処した!
しかし、相手は不満そうだ。
結果としては重たい仕事がひとつ片付いたのでラクになった。
埋もれながらも仕事を片付けた!
それでも、相手からは「仕事が遅い!」と叱られた。
と、言いながらも仕事の残件は着実に減らすことが出来た。
本当に自分のためを思うのであれば、理想を基準に不出来な自分を叩きのめすのではなく。
どんなに不出来だったとしても、一歩進めた自分を褒めてやりましょう。
「どうせうまく出来てきないのだから、少しでもうまく出来るようになったらそれでOK」
結構、難しいですよ?
出来ない理由は環境にある。
思うようにいかない時は環境を疑いましょう。
まず大前提です。
人間には「向き不向き」も「慣れ不慣れ」があります。
絶好調でも出来ないこともあれば、絶不調でも出来ないこともあります。
調子が上がれば出来ることもあれば、調子が上がらないから出来ないこともあります。
何かをうまくやりたいのであれば、その事柄がうまくいく要因を揃えなければなりません。
特に自分にとって苦手なことや、長年の課題であるようなことでは、なおさら気をつけなければなりません。
一般論で言われるよりもかなり条件を整えなければ、うまくはいきません。
真面目な人ほど「うまくいかないのは自分のせいだ」とか「努力が足りない」と、すぐに根性論に走ろうとします。
違います。
うまくいかないのはうまくいくための条件が揃っていないからです。
うまくやりたいのならば、何も考えずとも自然とうまくいくくらいに「うまくいく状況」を作り込みましょう。
ストレスを減らす。
「出来ない理由は環境にある」と言いました。
その最たる例がストレスです。
薄々勘づいているかもしれませんが、過度のストレスは人間の能力を低下させます。
焦ることで思考力も低下します。
したがって「うまくいかない、どうしよう」とか「早くしなければいけない、どうしよう」と悩みながら、焦りながらする行動はうまくいきません。
能力低下している状態で行動しているからです。
小難しい話をすれば、過度のストレスや疲労によって理性的な行動をつかさどる前頭前野の働きが落ちてしまい……、という話も出来ますがここでは一旦置いておきます。
自分のメンタルに自信がない人が「なんとかしなければならない」と自分にムチを打って突っ走るのは逆効果です。
焦るほどに考えがまとまらずに非合理的な行動が増えて、時間を使っても物事が進まないような状態になるだけです。
ストレスに弱い人ほど、ストレスケアには気をつけましょう。
まとめ
ここまでの話を組み立てると次のようになります。
物事がうまく進むためには条件がある。
何かをうまく進めたいのであれば、その条件を揃える必要がある。
うまくやりたいのであれば、下手に理想を比べて自己否定したり、ストレス過多になる行動は能力を下げるので避けるべきだ。
要するにこういうお話です。
当たり前のようで実は当たり前ではありません。
私自身、この考え方に至るまでには適応障害の状態から始めて3年くらいかかっています。
人間のものの見方は簡単に偏ります。
「バイアスがかかる」とか「認知の歪みがある」とも言いますが、当たり前のことがわからなくなることが割とあります。
絶対失敗するような過酷な環境よりも、条件が整ってお膳立てされた環境の方が成功しやすい。
今の自分よりも少しでも出来ることが増えていれば、人生は良い方向に向かいやすい。
焦りや不安は仕事の効率を落とすことがある。
言われてみたら当たり前なのですが、自分の置かれた環境では気づけないこともかなりあります。
今回の記事で言いたかったことは「うまくいかなきときこそ『うまくいくための当たり前』を思い出して、一つずつ揃えてほしい」という話でした。
では、健闘を祈ります!