「独りで学ぶ」と書いて独学。
独学ってしんどいですよね。
勉強のやり方がわからなくなったり、モチベーションを一人で維持したり。
今回は私の受験期を振り返りながら「独学のモチベーション維持」についてお話ししようと思います。
こんな受験生でした。
とりあえず参考までに当時の状況です。
- 高3 春で偏差値36
- 偏差値30台の非普通科高校 就職コースに在籍
- 一学年150人で大学受験(一般日程)を受けたのは2人
- リアルの受験生友達0
- 塾なし
- 受験費用のためにバイト
「非普通科の就職コース × 低偏差値高校」だったので、独学が必要な科目はたくさんありました。
というか、受験においては全科目です。
普通科で習う科目でも「そもそも履修していない」ものも多くあります。
履修していても教科書の範囲は授業では終わりません。
英語で言えば「ABCのお勉強」から始まるレベルの高校だったので、受験レベルの勉強を授業では行いません。
と、いうわけで上記の環境から塾なし・独学で勉強を開始しました。
独学でモチベーションを保った方法
進捗感を得られる仕組み
独学でしんどかったポイントの1つが「進んでいる感覚が薄い」というものでした。
自分1人だと比較対象がいません。
導いてくれる人もいないので「自分がどのくらいのレベルにいるのか」がわからなくなりやすいです。
もっと言えば「自分が何をしているのか」がわからなくなることさえあります。
実体験として良かった対策は「不安なことを可視化すること」でした。
例えば
- 定期的に模試を受ける
- 勉強したことの記録をつける
- マス目ノートを勉強した分だけ塗り潰す
など。
定期的な模試は自分が受験生の中で「どのくらいの位置にいるのか」を把握するためには、やはり有効です。
勉強の記録を取ることもオススメです。
後から読み返すと進んでいることが、よくわかります。
「3ヶ月前の自分がbe動詞の勉強をしていたのに今は多少の長文なら読める」とか、かなり進歩を感じられました。
また勉強の時間をマス目ノートで塗り潰すとゲーム感覚で勉強時間を増やしていくこともできました。
WEBのコミュニティ
リアルで勉強仲間がいないのであれば、WEBのコミュニティで勉強仲間を作ることをオススメします。
特に目標が同じ仲間を作りましょう。
私が大学受験をしていた頃はモバゲーのコミュニティを活用して言いました。
イメージとしては今のTwitterと掲示板の間のような感じでした。
サークルというコミュニティがありWEBを介して受験生と交流ができました。
他の受験生と交流できるか、どうかは本当に大きな差になると思います。
励まし合いだけでなく「こいつには負けない」というライバル意識もモチベーションを高めてくれます。
自分の勉強量や成績を公開することで「怠けられない」「勉強しないとカッコがつかない」とも感じられます。
今はTwitterやスタディープラス等のSNSが充実しているので、勉強仲間は是非作りましょう。
強い感情と習慣を使い分ける
最後に少しブラックな話をします。
質問です。
「あなたが独学で勉強する理由は何でしょうか?」
学校に通って、整った環境で勉強すれば効率的じゃないですか。
なのに、何故あえて独学でするのですか?
学校に通うのはお金が掛かるからですか?
時間を取ることが難しいからですか?
教われる誰かが周りにいないからですか?
誰かが反対するからですか?
「たかだか」勉強する環境も用意できないんですか?
「恵まれた環境で着々と勉強している人もいるのに、何故独学しなければならないのでしょうか?」
はい。
気を悪くしたらごめんなさい。
かなり煽ってますが何かドス黒いものを感じませんでしたか?
環境によると思うのですが「独学をせざるを得ない人」には「それなりの理由」がある人もいるのではないかと思います。
例えば
- 一般的には恵まれない境遇。
- 強いコンプレックス。
など。
「何故、自分ばかりが」と周りが怨めしく思えたり。
不自由なく学んでいる人に嫉妬や憎しみのような感情を抱いたり。
そのような感情はないでしょうか?
私はよく思いました。
勉強不足は自己責任ですが「勉強したい」を叶えるために倒れるまでアルバイトしていたので、のほほんと「テキトーな大学に行けばいいや」と言っている層を本気で妬んでいました。
経験しているからこそ「強い感情は武器になる」と言い切ります。
憎しみや嫉妬、コンプレックスから来る劣等感でも構いません。
感情は「ここぞ」という時に強烈なアクセルになります。
ただ、効果が強いだけに常には使えません。
ずっと感情を掻き立てて臨んでいると擦り切れます。
だからこそ、平常時はコツコツと習慣的に積み重ねて。
要所要所で感情を使ってブーストするとモチベーションを維持しながら独学を継続できます。
まとめ
モチベーション維持のポイント
- 前に進んでいる感覚
- 目標が同じコミュニティに属する
- 感情をアクセルにする
あれこれと書きましたが、独学って好き好んでやるようなものでもないんだと思います。
趣味や教養として余裕のある状態でする独学は別ですが。
資格や進学に独学で臨まなければ「ならない」のであって、あえて独学を「選んだ」人は少ないと思います。
誰だって整った環境で学びたいでしょう?
独学せざるを得ない立場もわかるからこそ、独学する人を応援したかったんです。
私にできるのは精々、体験を伝える程度なので記事としてまとめてみました。
大変だと思いますが、適度に無理して頑張りましょう。
では、また次回。