今回は新婚や同棲で賃貸を借りようとしている人向けの記事です。
内容は「後から振り返るともったいなかった賃貸の出費」です。
同棲してからマイホームを買うまでに賃貸から賃貸へ4回の引越しをしています。
その結果「ここは見落としがちだなぁ」と、後になって感じたことをまとめています。
Contents
節約出来る費用(基本編)
まずは割と一般的なものをご紹介します。
- 礼金
- 賃料
- 共益費
- 保証会社加入料
- 仲介手数料
- 外注駆除費・室内消毒
- ハウスクリーニング
- 火災保険
- 鍵交換費用
大家さんと借り手を仲介する不動産屋が割り増ししていたり、不要なプランが入っていることがあります。
同じ物件でも相見積をしてみると費用が安く出来る可能性もあるので、検討してみてください。
我が家の体験談
同棲最初の賃貸物件では相場以上の礼金と仲介手数料で入居しています。
相場感から言えばこれだけでプラス10万円くらい違いました。
火災保険はどの賃貸物件でも不動産屋から勧められるものは割高なので、節約ポイントです。
4回目の転居では賃料・共益費を交渉出来ました。
合計で毎月-3,000円出来ました。
体験するまで知らなかった節約ポイント
ここからは後から振り返ると「もっと節約できたなぁ」と感じるポイントをまとめていきます。
エアコンが隠蔽配管
エアコンの室内機と室外機を繋ぐ配管が壁の中に隠れているものを隠蔽配管と呼びます。
室内機から壁の中の配管を伝って離れたところに室外機を設置するような物件はこのタイプです。
通常配管は室内機から室外機に直接配管を繋ぐような方式です。
ベランダなど室内機のすぐ近くに室外機が置ける物件はこちらの方式です。
隠蔽配管の物件だとエアコンの設置と撤去に技術と手間が必要になるので、費用も割高になります。
業者と物件の状態によっても違いますが、通常配管と比べると設置と撤去で各1.5万円〜3万円くらいは差が出ます。
通常配管でも注意
配管は通常配管でも、室外機の設置スペースまでが入り組んでいて費用が高くなるケースもあります。
室内機のすぐ脇から配管は引き出せるものの、その後 壁外の狭いスペースを通って室外機にたどり着くような構造の物件です。
通路側の部屋の室外機置き場がそのようになっている物件も見かけます。
こちらも狭いスペースの中で業者さんが格闘しながら作業することになるので工賃が高くつきます。
概算見積1.5万円が現地下見で6万円近くまで上がったことがありました。
上の階に住むけど室外機は1階に設置
エアコンの室内機は3階だけど室外機は1階というようなケースも追加費用がかかります。
3階から1階まで配管を伸ばさないといけないので、その分の部材費と工賃が上乗せされます。
こちらも業者や物件によりますが3〜5万円くらいは費用に差が出ます。
ベランダのない部屋は注意が必要です。
更に作業用の梯子を置くスペースも怪しい物件だと、高所作業車を使ったりなんやらで更に費用が高額になります。
カビ対策
具体的には寒冷地の水辺が要注意です。
特に草が生い茂っているような水辺にある物件は気をつけましょう。
寒冷地の水辺だと夏は外からの湿度、冬は暖房をつけたことによる結露で年中湿気との戦いになります。
特に影響が出やすいところが布団とエアコンです。
布団はフローリングの上で使うと恐ろしい速度でカビるのですのこが必須になります。
エアコンも定期的にクリーニングをしないと鼻に沁みるくらいカビ臭くなります。
我が家の場合は室内機から真っ黒い水滴が垂れてくるくらいかびてしまいました。
エアコンクリーニングを定期的にやらないと耐えられないくらいカビ臭くなりました。
照明の数
各部屋に1台は必要なので部屋数が増えるほど備え付けの有無によって差が出ます。
今の賃貸は2LDKで全て購入したので
- 洋室シーリングライト 4,000円
- 洋室シーリングライト 4,000円
- Lシーリングライト 6,000円
- Dシーリングライト 4,000円
- K電球タイプライト 3,000円
と合計2万円オーバーとなりました。
エアコンの台数
1台は備え付きのある物件が多いのですが、エアコンの台数も大きな差になります。
工事込みで1台あたり10万円近くするので、備え付けのエアコンがないと大きな痛手になります。
私は最初の賃貸にエアコンが付いておらず、2台購入。
次の引越し先は備え付けのエアコンが付いていて不要になったエアコンを処分したりもしてもったいなかったなと思います。
コンロの有無
コンロの有無も物件によって結構異なります。
ご家庭用のコンロだと2口のものでも2万円〜5万円はするので意外と痛い出費になります。
1万円台のIHは火力は物足りないものの、日常生活をするには十分な能力があるので出費を抑えたいのならそれでもいいと思います。
工事不要で置くだけ。価格も安いのでちょうど良かったです
食器棚の有無
賃貸によっては食器用の備え付けの収納スペースがあります。
これもなければ15,000〜30,000円程度してしまうので意外と痛い出費になります。
ちなみにニトリで買いましたが、小さな子供連れの4人家族位ならこれでも余裕でした。
室内干しの有無
物件によっては室内に室内干しスペースがありますが、なければ購入する必要が出てきます。
我が家ではカインズのランドリーラックを使っています。
・リマアプリ、ジモティーもおすすめ
今回の記事で紹介したのは新品購入の価格なので、フリマアプリやジモティーなどで中古品を譲ってもらうのはかなりアリだと思います。
特にジモティーは出品している側も引越しの都合でさっさと処分したいケースが多いのでほとんどタダみたいな値段で出ていることも割とあります。
引き取りでの受け渡しも出来るので、お互いに送料を気にせずにやり取りできるのが大きなメリットです。
引越しで大きな家具家電を処分したい時にも役立ちます。
- 買取してもらえない組み立て家具も引き取りてが見つかる。
- 引き取りなら送料が発生しない
というのはかなり大きいです。
今後も引っ越すならこだわりよりも小回り
同棲を始める、新婚で引っ越すという場合は後から引っ越しますよね。
「最初に選んだ賃貸に一生住む」という人はかなりのレアケースでしょう。
基本的には子供が生まれたり、実家の都合だったりでマイホームやもっと広い賃貸に転居することになります。
言い方を変えたら同棲・新婚で借りる賃貸は一時的な借りの住まいになることが非常に多いのです。
だから、嬉しくてお気に入りの部屋を作りたい気持ちもわかるのですが、今は費用を抑えて小回りがきくようにしておいた方がお金の面では良いかと思います。
安定して暮らし続けられる場所に引っ越すまでは、なるべく安く、最小限に家財道具を揃えるようにしましょう。
引越し貧乏の自覚はありますが、我が家は引越しのたびに家具・家電の処分や買い足しがあってかなりの資金をロスしています。
今振り返ると非常にもったいなかったと感じます。
この記事を読んだ人が少しでもお得に新生活を始める役に立てれば嬉しいです!
ではー。