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【ファーストジェネレーション】地方の高校生が就職志望から大学進学した話

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うさみ
うさみ
どうも、うさみです。

 

先日こんなツイートを目にしました。


で、こんな感じでリツイートさせていただき……


返信をいただきました。

恥ずかしながらファーストジェネレーションが何かを知らなかったので調べてみました。

【ファーストジェネレーション】
家族の中で初めて大学に進学する世代のこと

 

両親が高卒で子供が大学進学するようなケースのことを指すようです。

格差問題などで使われることが多いワードのようでした。

 

私もファーストジェネレーションの様です。

定義を間違えていなければ。

 

流石に広く親族を当たれば大卒者はいますが、かなりの遠縁になります。

地方のド田舎育ちなので身近な人は高卒ばかり。

「大学」という場所や「受験」というイベントはドラマの中にしかない非現実的なものでした。

 

というわけで「生まれによる学歴格差」については思うところがあります。

 

「こんな人もいるんだよ」くらいに思っていただければいいのですが。

生まれによって必要な努力量はかなり違う、ということをお話しできればな、と思います。

実体験からのお話

冒頭で書いたとおり地方のド田舎出身です。
自分の家族は元より身の周りにも大学進学者は皆無でした。

 

大人は高卒で地元企業に勤めるか、農家や工事業などの自営業に就くことがほとんどでした。

 

「仕事=現場仕事」というのが私の価値観でした。

 

お恥ずかしながら「勉強して、大学に行って、大手企業へ就職」というテンプレートさえ考えたことはありませんでした。

 

高校を出たら地元で働く。
そして家を継いで土地を守る。

 

平成生まれですが、真面目にそんな考え方をしていました。

 

周りにもそんな感じの人は割といたので都会の方には信じられないかもしれませんが、そもそも「大学進学」という選択肢が見えていない人も多くいるかと思います。

 

高校で分断する人種

とは言え、流石に地方の人間全員が高卒就職しか考えていないというわけではありません。

 

大学進学を見据えて高校に進む人もいます。

中学段階で成績が優秀な生徒や家がお金持ちな生徒はしっかりと勉強して地元の進学校へ進みます。

 

ただ、割合で言えば少数派です。

 

高卒で働いている親世代が多い中で将来を見通して考えられる中学生は多くありません。

 

高校から先の進学については考えないまま進学する生徒が多かったように思います。

 

 

というわけで少数派の人間と残りの大多数の人間が高校進学時点で分断されます。

 

高校で分断された後は同じような価値観の仲間に囲まれて過ごすことになります。

ここで更に視野は狭くなります。

学年の状況

「一部の人間が地元の進学校に進む」と書きましたがあくまでも「地方の一進学校」に進学しただけです。

都会の同世代と比べると進学先にも差が出ます。

 

私が知る限り中学校の同級生百数十人のトップが地方国立大です。

地元の中堅高校でも大東亜帝国関東上流江戸桜あたりに進学する生徒はそこそこいます。

 

早慶の大学院にロンダリングした友人もいますが地方で優秀な生徒が「大学進学を選んでも」そんなもんです。

 

たまに旧帝大に進学する人もいるけれど、極々少数派です。

 

気づいてからの挽回に必要だった労力

ここまであれこれと書きましたが私もファーストジェネレーションと言って良いかと思います。

 

冒頭にも書いたとおり親類、ほぼ全員高卒での就職です。

私も高校3年生に転機があるまでは地元で就職して実家に住み続けるつもりでした。

 

両親も私を進学させるつもりは全くありませんでしたし裕福でもなければ特別優秀な訳でもない。

 

高校だって普通科ではありません。
就職に向けた準備はしていても勉強では卒業までに受験範囲も終わりません。

 

一般受験で日東駒専あたりの大学に入学はできましたがかなり苦労しました。

当時の状況を書き出してみるとこんな感じです。

  • 両親が受験に反対。参考書などの教材を買うべくバイトをしながら受験勉強
  • 塾に行くお金がないので高校の先生に頭を下げて回って勉強を教えてもらう
  • 普通科ではないので受験に使わない授業が多数ある。受験対策の授業もない
  • 英語Ⅱ、数学Ⅱ、物理 等 受験に関わる科目を履修していない
  • 最終的に自分が返済する形で学費を賄う方法を調べる。資料にまとめて親に土下座で頼み込む

等々……。

試験費&会場までの交通費も自分持ちだったので数打つような受験もしていません。

地方からだと宿泊費も掛かって痛いんですよ。

 

割と極端かもしれませんが、地方で裕福でもなく、就職しか選択肢がない人間が「大学に行きたい」と思うとこれくらいのハードルになることもあります。

 

バイトと並行しての受験勉強。
バイト以外は起きている時間を全て勉強に注ぎ込むくらいの勢いでした。

過労で倒れたこともあります。

 

そこまでやって、やっとのことで日東駒専レベルに手が届きました。

 

効率的な勉強の仕方や参考書の選び方も誰も教えてくれません。

自分で調べて試行錯誤するだけです。

 

結果だけ見れば鼻で笑われそうですが、私としては精一杯の努力の結果だと思っています。

大学に入ってみて

そんなこんなで大学に進学してみて衝撃だったことは「大学進学が当たり前」と思っている人が大半だった、ということでした。

 

  • 特にやりたいことはないけど、親に言われたから
  • 今時、大学くらいは行かないと
  • むしろ、大学には行きたくなかった

 

世の中的には彼らの方が一般的なのかもしれません。

それでも、自分にとっては血を吐く思いでやっと来た場所を「親に言われたから仕方なく来たんだ」なんてヘラヘラと言われてしまう。

 

衝撃はとても大きいものでした。

同じ場所に立つために必要な労力がこんなにも違うのか、と。

 

勉強をしたくて死ぬ気で辿り着いた場所が周りの人間にとっては「なんとなく来た場所」でしかないのか、と。

 

友人たちには秘密ですが最初は君たちのことが大嫌いで仕方がなかったんだ。

今は違うけどね。

 

地方の就職志望から進学してみて

スタートラインの違いはある

まとめ記事やTwitterを見ていると「学歴が低いのは努力不足」とか「貧乏は自己責任。奨学金だってある」という内容の話を目にしたりもします。

 

確かにその通りかもしれない。

 

努力を重ねたらそれなりの大学には行けるのだろうし、お金を借りたら大学にもいけるのだろう。

 

ただ、考えて欲しいのは「人によってスタートラインは違う」ということなんです。

 

自分が苦労をした、頑張ったと思うのは結構。

しかし、現実にはスタートラインが遥か後方にあったり、そもそもスタートラインに気がつくこともできない環境もあるんだと知って欲しいんです。

 

恵まれた人の言葉は恵まれなかった人に対しての凶器となり得るから。

 

劣等感を呼び起こす言葉の刃物にもなるから。

 

スタートラインは人によって違うことをわかって欲しいんです。

 

当然、自己責任な部分もあるけれど

進路の選択肢が少ないことに対して「勉強してこなかった自分が悪い」という意見もあるかもしれません。

 

しかし、地方では進学先の高校を選ぶ段階できちんと進学できる高校を選ばなければまともな大学に行けない、なんてことにもなるんです。

 

周りに大卒がいない。高卒で就職が普通。
という価値観の中で自発的に大学進学に向けた準備ができる中学生ってどれくらいいるのでしょう?

 

進路を選んだのは自己責任の部分も当然あります。
ただ、勉強することを選ばなかったと責めきれない部分もあると思うのです。

 

世の中、常に考えて常に選択肢を広げていけるような立派な人の方が少ないと思います。

 

乗り越えたことへのプライドと環境への嫉妬

最後におまけ。
大学を出てからなんだかんだと積み上げて転職でそこそこの企業に入社することができました。

新卒採用だと東京一工、早慶等の偏差値上位層もゴロゴロいる様な会社です。

 

今まで自分は頑張っていろいろとを乗り越えてここまで来たというプライドはあります。

 

しかし。

 

ふと周りの人の昔話を聞くとものすごく嫉妬したりもするんですよ。

「それだけ恵まれていたのに自覚もないのか」と。

 

醜い感情だし、言ったところでくだらないということもわかっているんです。

現実が変わる訳でも、何か得がある訳でもない・

 

ただ、どこか歪んでしまったなー、とは思います。

綺麗で純粋なまま努力を続けることって難しいです。

終わりに

今回の記事は感情だだ漏れで自分語りをしただけの記事ではありますが、書きたいことは書けたかなーと思います。

 

結構、すっきりしました。

 

今更ですが、学歴が全てとは思いません。
高卒就職を否定もしません。

 

私が社会人人生で一番尊敬している人は高卒の現場で叩き上げた人です。

良い意味でバケモノでした。

 

ただ、ファーストジェネレーションとか格差の固定という話からは物申したいのです。

 

「恵まれた自分の立場から持たざる人を叩くのは違うのではないか」と。

 

突き詰めて言えば結果が全てかもしれない。
現実的には持つ持たざると関係なく、結果で勝負するしかないのかもしれない。

 

それでもスタートラインの位置も考えずに人を見下すのはフェアではないだろう、と。

 

長文失礼しました。
もし、ここまで読んでいただけたのであればありがとうございます。

 

感謝致します。
少し感情を込めすぎました。

 

とまぁ、このブログはこんな出自の人間が「自分に優しく」をテーマに書いているキャリアアップブログです。

 

精神論で詰め込んだこともあるからこそ言えることもあるのではないか、と思っています。

 

では、また次回




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