
先日、こんな記事を見かけまして。
内容を要約するとこんな記事です。
- いつの時代も教育格差が存在する
- 教育格差の例:大卒の子は大卒。地域単位での教育格差の再生産など
- 日本では教育格差が可視化されていない
- 自己責任とも言えない環境がある
- 生まれによる教育格差への対処は政策を含めて社会全体で取り組むこと
私自身が地方出身のファーストジェネレーション(家系で初めて大卒となる世代)なので「生まれによる教育格差」という問題には思うところがあります。
そして「不公平」や「格差」を感じて。
自分の現状に納得がいかない「あなた」に伝えたいことがあります。
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前提は「世の中は不平等」
否定したいところではありますが「世の中は不平等」です。
平等なのは「不平等な世界で生きていくこと」くらいではないでしょうか?
(メンタリストDaiGo氏の言い方を借りていますが)
- 生まれた家庭や地域による経済格差。
- 個人の資質や得られる機会の差。
- 容姿や運動能力の差。
- 心身の障害の有無や精神的性質の違い。
言い出すとキリがないのですが当たり前のように個人個人が違っています。
個人の責任によるものもあれば、個人に責任を帰すことができないようなものまで様々です。
格差や不平等について、どのような主張をするかは個人の自由です。
ただ、問題について論ずる前に「現実では不平等が存在する」という事実は受け止めなければなりません。
世の中が不平等だからこそ大切なこと
もしも、あなたが不平等や格差を感じていて「現状を変えたい」と考えるのであれば伝えたいことがあります。
世の中には不平等が「当たり前のもの」としてあります。
そんな「当たり前のもの」に立ち向かうには、それ相応の労力が必要です。
しんどいこともあるかもしれません。
だからこそ、立ち向かう「あなたに」伝えたいことがあるのです。
不平等と立ち向かうあなたに伝えたいこと
現実を受け入れる必要性
繰り返しになりますが、不平等を乗り越えていくためには「現実を受け入れること」が必要です。
自分が周りと比べて低い位置にいる、とかハンデを持っている、と考えることはしんどいことです。
劣等感にさいなまれたりします。
しかし「自分はまだ大丈夫。もっと酷い人がいる」と目の前の現実から目を背けても自分の現実は何も変わりません。
「私が恵まれないのは世の中のせいだ!」と叫んでみても引き上げてくれる人は、ほとんどいません。
とても厳しいことですが「格差に虐げられている」と感じるのであれば「自分の力で立ち向かう」ことが一番着実な方法です。
誰かが助けてくれるのを待っていても何にもならないからこそ、自分の力でスタートを切らなければなりません。
スタートを切ることは周りとの差や違いを認識することから始まります。
自分に優しくいること
残念な現実として「弱い立場にいる自分を助けてくれる人」は、ほとんどいません。
利害無くあなたのことを気にかけてくれるのは精々、両親くらいのものです。
世間の人はあなたの都合や事情を見てはくれません。
弱い立場から抜け出したいのであれば「自ら立ち向かう」しかない場合が非常に多いのです。
そんなことを言うと「歯を食いしばって根性で頑張れ」と言っているように聞こえるかもしれません。
が。
むしろ反対です。
這い上がるためには格差や不平等と戦い続けなければならないからこそ「自分には優しくいること」が大切なのです。
ハンデを負いながら、逆境の中を這い上がっていくことは楽なことではありません。
環境があなたの努力を阻むかもしれません。
あなたの努力を恵まれた立場から蔑んでくる人もいるかもしれません。
世の中の「普通」を自分が持ち合わせていないことに打ちのめされることもあるかもしれません。
逆境から始める分、世の中の人よりも多くの苦労や努力が必要となるでしょう。
だからこそ。
つらい環境で挑み続けなければならないからこそ「自分くらいは」自分の味方でいてあげてください。
他人に期待しない
言葉を変えると「自分と他人の境界線を弁える」とも言えます。
大切なので繰り返し言います。
「他人が手を差し伸べてくれることは、ほとんどありません」
あなたに手を差し伸べるかどうかは相手の都合次第です。
世の中は母親のように、あなたに対して無償の愛を注いでくれたりはしません。
あなたも無条件で他人のために尽くす必要もありません。
人と人の間には自己都合による境界線があります。
人を頼っても良いのですが「必ず助けてくれる」とアテにするのはやめましょう。
それは自分の人生のコントロール権を他人に渡すだけの行動です。
まとめ
- 世の中は不平等
- 他人に頼ることは不確実なので期待し過ぎない方が良い
- 他人の都合に人生を預けるよりも自分が頑張る方が確実
- 頑張り続けるために自分に優しくする
今回の記事では割と冷たいことを言っています。
「世の中の人は助けてくれないから期待をしない」と、繰り返し言いました。
結局、自分と完全に同じ立場の人は自分しかいません。
「自分」と全く同じ立場なのは「自分」だけなのです。
だからこそ、不合理な境遇から抜け出すことにも、自分を幸せにすることにも。
一番の当事者である「あなた」が一番、真摯に取り組まざるを得ないのです。
そして、不合理や不条理とは長く戦うことになるからこそ「あなた」が「あなた」に優しくある必要があるのです。
そして一番の「味方であること」が大切なのです。
ということで、今回の記事は「不平等と戦うあなたに伝えたいこと」という内容でお送りました。
それでは、また次回。