
今回の記事は転職活動や就職活動をしている人向けのお話。
「自分の強みや弱みって何?」というお話です。
企業の採用選考を受ける時にほぼ間違いなく「あなたの強みは何ですか?」という質問が出てきます。
反対に「あなたの弱みは何ですか?」という質問もよくされます。
ありきたりな質問ですが意外と悩んだりすることもある質問です。
日頃、自分の強みや弱みを意識して生きている人は多くはありません。
今回は徹底的に転職対策に取り組んでブラック中小企業から東証一部のホワイト大企業に転職した経験から「強みと弱み」についての考え方をまとめていきます。
Contents
強みと弱みって何?
「強み」と「弱み」を定義してみる。
まずは「そもそも強みや弱みって何?」という定義の部分から考えてみましょう。
私は転職活動を進めるにあたって以下の様に定義して考えていました。
・強み
ある特定の環境で好ましい特徴
・弱み
ある特定の環境で好ましくない特徴
例え話
100mを9秒で走れる人がいたとします。
陸上選手としては大きな強みですがデスクワーカーとしては強みになりません。
「自分がいる環境により適した特徴かどうか」が強みと弱みを決めてしまいます。
しかし、面接となると志望企業の求めるものよりも「自分が話したいこと」をベースに強みや弱みを設定する人が結構います。



「強み」や「弱み」は環境によって変わる
「強み」や「弱み」は場所に合わせて考える
というわけで、自分の強みや弱みは環境によって変わります。
だから採用選考では「志望企業の採用基準において強みと言えるか」を検討した方が得策です。
実際に転職活動で「求める人材像が違う企業で同じ強みをPRする」というテストをしたことがあります。
結果としてはやはり選考を進める企業と進めない企業がありました。
「プレーヤーとしてガンガン成績を出してほしい」という企業と「少し先にマネジメントまで任せたい」という企業では重視するポイントも違います。
「仮説検証含めて効率的で合理的な仕事を求める」という企業と「顧客との関係性を良好に保ちながら泥臭く更に仲を深めて深耕して欲しい」という企業でも求める強みは違います。
自分が考える「強み」が相手が求める「特徴」なのかは検討すべきです。
【基本戦略】「強み」を生かして「弱み」は捨てる
弱みが弱みにならない場所もある。
「環境によって強みも弱みも変わる」と言いました。
言い換えると、人にあるのは強みでも弱みでもなく「特徴」だけです。
「特徴」がその人のいる環境にとって好ましいものかどうかによって「強み」と「弱み」が決まります。
ということは「弱みが弱みにならない環境」を選ぶこともできるんです。
【実例】私の転職戦略
↓私の特徴としてはこんな感じです(営業系職種です)↓
弱み・苦手
・接待ができない
・既存顧客の関係維持が苦手
・書類仕事や事務の仕事が遅い
強み・得意
・仕事でのヒアリング力が高い
・新規開拓に抵抗がない。むしろ得意
・新規事業や新製品でも売り込める
新規開拓系の評価が高い反面、事務作業が絶望的に遅くて嫌いでした。
書類仕事では「決まりだから」という理由で決まっている細かいルールがとにかく覚えられないので訂正が入りまくります。
なので下記のような軸で転職先を探しました。
- 新規開拓中心
- 社内で事務仕事の担当がいる
- 接待での関係維持よりも数字としての成果を重視する
得意なことだけを使って弱みになるようなことを全て排除しました。
結果、特徴を強みとして企業に伝えることができたので転職活動をかなりスムーズに進めることができました。

まとめ
- 「強み」や「弱み」はその人の特徴のこと
- 環境に合っているかが「強み」と「弱み」を決める。
- 環境を選べば強みの特徴だけで勝負できる。
今日はこんな感じです。
尖った強みと弱みは表裏一体です。
尖った特徴って差別化に使えるとかなり強いんですよね。
今回の記事が就活・転職対策の役に立てば嬉しいです!
では、また次回。