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【レビュー】伝わる文章が量産できる「新しい文章力の教室」





好きなことがある。
伝えたいことがある。

ただ、伝え方がわからないんだ。

そんなあなたにオススメの一冊がありますよ!




新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング



本書は「文章の初心者」がライターとして実戦レベルの文章力を身に着けていくためのトレーニングを書いた一冊です。

 

「のめり込むほど好きなことがある」「伝えたいことがある」

 

しかし、文章は初心者なので「どのように書いたらいいのかわからない」という方にとっては明確な道標になってくれる一冊です。

実戦レベルの文章が書けるようになる理由

 

本書はエンターテイメントに関する特集記事を「毎月3,000本以上」配信しているニュースメディアである「ナタリー」で新人記者に行うトレーニングを一般向けの書籍にしたものです。

毎月3,000本以上もの記事を配信するのです。

1人の記者で言えば忙しい日でも1日に5本、多い日ならば1日に15本というペースで記事を書き上げます。

更に驚くことに、ナタリーの記者の多くは「実績のない未経験者」として入社してきます。

1日15本ものペースで「ニュースメディアに掲載される」質を持った記事を書くことができる記者は「入社後に育てている」のです。

ナタリーには「書くことはあとからでも教えられるが、好きなことは教えられない」という採用ポリシーがあります。

文章を書く能力よりも「その人がのめり込めるほど好きなものがあるか」を重視します。

だからこそ「書きたいことがある、ただ書き方がわからない」という人間を1日に5本、10本、15本というペースで記事が書けるように叩き上げる教育をしているのです。

ニュースメディアが「書きたいことがある素人」をニュースメディアで発信できるレベルの記者に育てるノウハウで書かれているからこそ効果が期待できる一冊に仕上がっています。

「新しい文章力の教室」から得られる力

大きなポイントは以下の2点です。

  • 完読されるほど読みやすい文章を書ける「文章の構成力」
  • 文章のオリジナリティに繋がる「切り口を見極める視点」

本書では「良い文章とは完読される文章である」と定義しています。

「完読される文章は整った文章構造」で「思わず引き込まれる切り口から書かれている」という特徴があります。

読者が「いつの間にか記事を読み終えていた」と感じる程スムーズに文章を読ませる必要があるのです。

難しい表現で読み進めることに負担を感じたり、文章の論理性に違和感を覚えるようなことは完読を妨げます。

だからこそ「良い文章=完読される文章」と定義している本書では文章をより読みやすいものにするために、文章の構成や表現、テーマの選び方に至るまで文章の構成要素を吟味していく方法が述べられています。

ブロガーならば「ネタ切れ」しなくなる。

私が本書の内容を試していて感じたのは「ブログでネタ切れしなくなった」ということです。

切り口を変えればいくらでも記事のネタが出せるようになりました。
図解にするとこんな具合です。
例としては、昨今の不倫謝罪会見を取り上げるメディアが非常にわかりやすいです。

一方でネタ切れに悩むブログ初心者は「1つの内容につき1つの記事」と考えてしまいがちです。

先程の会見を例にすると「同じ会見についての記事は1回しか書けない」と思い込んでしまうのです

 

週刊誌だって同じ会見について各紙が様々な切口から、いくつもの記事を書き上げていますよね?

「どのような論点で内容を切り取るか」によって記事を書き分けても良いのです。

あくまでも「文章をわかりやすくするための一冊」

本書を読み終えて、本書に出てきたトレーニングを実践しています。

実践しているからこそ、本書の内容は「文章をわかりやすく構築できるようになるためのもの」だと感じます。

「上手な文章」にはいくつかの種類があります。
本書は「読者に負担を感じさせずにスルスルと読み切らせる」という意味で上手な文章の書き方を扱っています。

もしも「自分の感情を情緒豊かに表現したい」とか「製品やサービスが売れる文章が書きたい」というのであればテーマが違います。

そのような目的で文章力の本を探しているのであれば、それぞれの内容に特化した本を選びましょう。

一応オススメを載せておきます。

「感情表現」「情景表現」を学びたい



著者は児童書作家の、はやみねかおる氏です。
初歩の入門書の位置づけですが小説に出てくるような情景や心情を表現する文章について学べる一冊です。

五感を使って相手にイメージをさせるトレーニングも載っていますので、食レポを書きたい方にもオススメです。

「セールスライティング」を学びたい



広告の神、ジョン・ケープルズ著
最近は作家業でも好調なメンタリストDaiGo氏をして「価格の10倍以上の価値がある」と言わしめる一冊です。

とは言いながら……

「文章力の本は目的に応じて選びましょう」と言ったものの「新しい文章力の教室」は読んでおいて損がないと思います

何故なら、どんな文章も「読まれなければ何も伝えられないから」です。

読んだ人が100%購入してしまうような素晴らしいセールスライティングができたとして。
読んだ人が100%胸を押さえて、膝をついて嗚咽するほど心を揺さぶる文章が書けたとして。

相手に読んでもらえなければ何の意味もありません。
伝わるもの伝わりません。

同じ内容ならば、読むことが苦しい文章構成で書くよりも心地よく読み進められる文章で書いた方が伝えられる人は増えます。

文章で「狙った効果を相手に与える」ことの大前提として。
きちんと完読される文章構成力は武器になるでしょう。



まとめ

今回紹介した「新しい文章力の教室」は「伝えたいことがある、しかし文章の書き方がわからない」という人には本当にオススメできる一冊です。

繰り返しになりますが、実在するニュースメディアが新人記者を育てる方法を載せているのです。

それも「誰かに伝えたい」とか「これだけは好きなんだ」と言えるものを持った文章の素人を、毎月3,000本配信のニュースメディアの記者に育て上げるための方法です。

完読されるための文章力を育てるための「構造シート」や「文章をスムーズに読ませるためのポイント」など、今回の記事では取り上げられなかった具体的な方法も載っています。

もしも、この記事を最後まで読んでいただいた「あなた」「本気で文章力を身に着けたい」と願うのであれば。

私は心からこの「新しい文章力の教室」をオススメします。

そこから先は、あなたにお任せ致します。

それではまた、次回!